母の形見のコンパクト 片づけエッセイ 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


≪40代Yさんの悩み≫

3年前に母を亡くしました。父はその前に亡くなっています。

姉弟で遺品や実家を整理したあとに、今度は自分の片づけをしようと思いました。こんまり®流片づけレッスンを近藤麻理恵の片づけ本で挑戦してみたんです。「人生がときめく片づけの魔法」といったかな。その本のお陰で、小物までは片づけることが出来ました。最後の思い出品と写真はむずかしいと聞いていたので、時間をかけて「ときめく」のを感じながら選別していきました。

自分の思い出品はクリアできましたが、亡き母の着物やコンパクトなどの遺品は、ときめいているのかどうか分からなくて、決められずにいます。

こういう時の、解決方法を教えて下さい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



こんにちは



こんまり®流片づけレッスンのひだかあきこです。


遺品の整理や、世界に一つしかない思い出品は、一度処分してしまうと、二度と戻ってこないため、多くの方が判断に迷っています。

(お話が、あなたにとってなじみがないかもしれませんが、すぐ終わるので待っててくださいね)


こんまりメソッドは、一つひとつのモノをクライアントが手に取って


  「ときめくのか」

  「ときめかないのか」


を、決めていきます。必要な時には、こんまり®流片づけコンサルタントが、一緒に寄り添うことも出来ます。

今回も途中からコンサルタントの私がお伺いして一緒にレッスンをさせて頂きました。

その時の様子がどんな風だったのか、Yさんご本人の許可を頂いて公表しています。

皆さんもご一緒にお話に参加して「手作りバーチャル」を体験してみて下さい。




私「こんにちは」       

                     「こんにちは」Yさん

「遺品の整理が難航しているんですね」


     「そうなんです。他のモノは特に悩むことはなかったのに」


「今悩んでいるのは何ですか?」

(コンサルはクライアントに質問します。それでクライアントがモノ

と向かい合う手助けをします)

                  「母の形見のコンパクトです」


IMG_8616 (1).jpg


「胸に当ててみましたか?」

モノを胸に当てると、ときめくかどうかわかると言われています)


                            「はい」


「で、どうでしたか」

                      「はい…そうですね」

「(*^^*)」

                            「('_')」

「(^^♪」


      「父と母が晩年ヨーロッパに行った時に買ったものです。

       母はベッドで寝たきりになったときも、そばに置いてま

      した。時々出して触っていたので、よほど気に入って

                         いたんですね」


「そうなんですね」(私はあまり自分から発しないんです。

クライアントが話し出すのを待ちます)
     

      「遺品分けを弟としたとき、弟はいらないと言っていた

       ので、もし私が引き取らなかったらその場で処分して

                          いました」


「取っておきたかったんですか?」


                                                                    「わかりません」


「このコンパクトはお母様のお気に入りだったんですね」


  「そうです。時々開けて見てました。中が鏡になっているんです」


「お母様は3年前に亡くなられたんですね?」


   「はい。最後はちょっとボケていましたが、足腰はしっかり

                         してましたよ」


「そうですか~」


   「コンパクトは正直言って、安ものだったら処分していたかも」


「そうですかあ(笑)」


                 「母とはあまり仲がよくなくて」


「あら、そうだったんですね」


                     「粗利が合わなくて」


「うんうん」


  「私もつい言い返していたんで、母も疎ましかったと思いますよ」


「ずっとですか?」


    「そうです。でも私が結婚して子供が出来たら、すごく孫を

                      可愛がってくれて」


「ふんふん」


      「直接私と母の2人っていうのは駄目だったけど、孫を

               はさんでよく買い物に行きました」


「じゃあ、お母さんとお孫さんよくご一緒だったんですか?」


         「そうです。それはもうべったりでした(笑)」
         




もう少しYさんの思い出話は続きます。そしてコンサルが

「で、コンパクトどうします?」と先へエスコートします。


                  「そうですね!コンパクト」

           (しばらくYさんコンパクトを胸に当てて)

                   「もう少し一緒にいます」


「そうですか」


        「あっ、小さいからということではないですよ!」


(ときめかないのに取っておく理由ベスト3は「小さいから邪魔に

ならないから」なんです。それで何でも取っておいてしまって

リバウンドするケースが多いそうです)


「ほお」


       「まだ、母とのしこりは残ってるけど、この

        コンパクトはちょっと、ときめくかなって思うので」


「では、とっておきますか?」


                「はい、とっておきます(^_^)/」





 ご相談を受けた当初は、少し硬い表情のYさんでしたが、お母様の思い出品と向かい合って答えを出す頃には、和やかな表情になりました。


その後、お母様の着物は自分とは着丈が違うので、古着屋さんに引き取ってもらいました。


最後の写真の分類(カテゴリー)は、今までと同じように自分のときめきで選んでいました。そして最後に自分とお母様が写っている写真を、玄関の写真たてに入れて飾ったそうです。




人それぞれモノとの向かい合い方や結論の出し方も十人十色です。



からまった毛糸がどこかの糸をひっぱったらほぐれたように、1つのキッカケが、人の気持ちをほぐすこともあるかもしれません。




もし、これを読んでいるあなたの片づけが上手くいっていないのでしたら、一度「こんまり®流片づけ」を試してみませんか?もちろん他の流派もいいのが沢山あります。でも時には、



「人生がときめく片づけの魔法」(近藤麻理恵:著者)



も参考にしてみて下さい。







今日も最後まで読んでくださいましてありがとうございます。






ロケットの発射準備はOKだ

あなたも一緒に3.2.1 🚀









         by ひだかあきこ







               

この記事へのコメント